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2014年11月7日金曜日

秋冬向けのサイクルインナーとは

2014/11/07追記

ご無沙汰してます、クロスMです。

朝夕と冷え込んで来ました。
秋が来た~♪、Autumn has come♪って感じでしょうか?

お友達に頼んで買った半袖ジャージを着ずに、冬を越してしまいそうな今日この頃です。
(まだお金払ってませんが・・・すみません。m(_ _)m)

さて、今回は秋冬向けのサイクルインナーについて、語ってみたいと思います。

  1. ヒートテックはダメ!?
  2. 吸湿発熱繊維とは
  3. 吸湿発熱繊維の種類と素材
  4. レーヨンが使われる訳
  5. オススメのサイクルインナーって?


1. ヒートテックはダメ!?

自転車仲間がfacebookにシェアした記事「ヒートテックを山岳ガイドが使わない理由」に、”汗をかくスポーツであるラン、自転車に乗る人はヒートテックを使わないほうがいい”と書いてあるのを読んで、私も”あ~、確かに!”と思いました。

吸湿発熱繊維と呼ばれる数ある中の一つ「ヒートテック」はダメなのでしょうか?

私の見解は、”ダメではなく、自転車乗りには向いていない”です。

2. 吸湿発熱繊維とは

吸湿発熱繊維って何でしょうか?みなさん、ご存じですか?
私は、ヒートテックが発売されるまで聞いたことがありませんでした。(笑)

読んで字のごとく「水分を吸い、発熱する繊維」です。

どのような仕組みかというと・・・

それは、「人が発する微量な水分、つまり汗が、肌に身に着けているインナー(繊維)に表面張力によって吸い上げられ、その際に生じる運動エネルギーが熱エネルギーに交換されて熱が発生する」という仕組みです。

本当に発熱しているのでしょうか?

3. 吸湿発熱繊維の種類と素材

それでは、みなさんが興味ありそうな、吸湿発熱繊維で作られたインナー商品の組成表示(素材割合)と謳い文句(カタログに載っているキーワード)を見てみましょう。

表1 吸湿発熱繊維の組成表示一覧

繊維素材 ヒートテック
(ユニクロ)
ジオライン
(モンベル)
ヒートテックセンサー
(パールイズミ)
ブレスサーモ
(ミズノ)
レーヨン
34%
ポリエステル
34%
100%
89%
78%
アクリル
27%
指定外繊維(ブレスサーモ)
11%
ポリアクリレート系繊維
11%
ポリウレタン
5%
1%
ポリプロピレン
10%
合計
100%
100%
100%
100%
謳い文句
発熱・保温・吸汗速乾 保湿・速乾・制菌・防臭 保温・吸湿発熱・
吸汗速乾
発熱・吸湿・消臭

この表から見ると、大きな2つの事が見えてきます。


①ジオラインの謳い文句に「発熱」という言葉がない。

発熱というと、カイロを思い浮かべます。
ネットで検索すれば、カイロの発熱の仕組みが分かるので詳細に書きませんが、鉄と酸素の化学反応で発熱を引き起こしています。
ということは、鉄が錆びる時にも微小ですが熱が発生してます。
でも、その錆びている鉄を触っても熱くないですよね。

”運動エネルギーが熱エネルギーに交換されて熱が発生する”

この言葉は、ご自身でも体感できます。
人が運動して身体が温かくなるのは、運動エネルギーが熱エネルギーに交換されるからです。

しかし、その人がかいた汗の表面張力ごときの運動エネルギーが、人が感じる程の熱量を発生するでしょうか?感じませんよね。つまり、発生する熱は、微小ということです。

逆に言えば、微小だけれども、熱が発生しているとも言えます。
モンベル社以外は、この”発熱”を商品の謳い文句として掲げています。


②全商品、「ポリエステル素材」を使用している。

現在、私たちが着ている衣服の大半は、石油を使った合成繊維から出来ています。
合成繊維の「ナイロン」、「ポリエステル」、「アクリル」は、三大繊維と呼ばれており、
衣服には「ポリエステル」、「アクリル」が使われます。

それぞれの特徴を見てみましょう。

ポリエステルの特徴:綿の代替として大量生産され、安価。保温性は低い。
アクリル:ウールの代替として開発され、保温性に優れているが高価。
両繊維ともに、軽量で、速乾性、抗菌性があります。

繊維の性質上、インナーにはポリエステル、アウターにはアクリルという構図が出来上がります。

では、インナーにポリエステル素材を使用すれば、謳い文句の”速乾”、”防臭・消臭”は対応出来ることになりますが、残るは、”保温性”です。

話は変わりますが、従来、毛布の素材はアクリル・マイヤーと表記されるものが一般的でした。
しかし、最近はマイヤーとしか表記されているものがあります。それは、素材がポリエステル製だからです。アクリルはポリエステルより高価であるため、安価に売られている毛布はポリエステル製がほとんどです。

話を元に戻しますが、
毛布をポリエステルで製造できるようなったのも、「フリース」や「マイクロファイバー」と言った、素材の形成方法に工夫を行ってきた為です。

つまり、ポリエステルでも、アクリルと同等の保温性が実現できてます。

その為、各メーカーはポリエステル素材をインナーに採用している訳ですね。

4. レーヨンが使われる訳

さて、ちょっとだけ、話をヒートテックに戻しましょう。

表1 吸湿発熱繊維の組成表示一覧 を見てもう一つ気が付いた事がありませんか?

ヒートテックだけ、「レーヨン」が使われているんです。

レーヨン素材は、三大合成繊維と異なり、木材から採取されるセルロースが原料となって精製されます。
最大の特徴は石油精製の繊維にない着心地感でしょうか。レーヨンは、ポリエステルやアクリルとは逆に、素材自体に吸湿性を備えています。

ヒートテックには、レーヨンがポリエステルと同等量使用されています。大量に汗をかけば、レーヨンの吸湿性が仇になるのもうなずけます。

ですが、レーヨンの吸湿性のお陰で、ポリエステルでは再現しきれない綿の着心地をレーヨンで補っているという訳です。また、スーツの裏地や婦人用下着に使用される様に、絹に近い質感であるため、普段着のアウターに響きにくい役目も果たしています。

ユニクロはファストファッション、つまり「普段着」に主眼においた衣服を作っているおり、そのため、レーヨンは欠かせない素材であることは明白です。

逆に、運動に特化した「専用インナー」にはレーヨンは不要ということでしょう。

ちなみに、ブレスサーモはポリエステル素材を基に形成された繊維で、ポリアクリート系繊維はアクリル素材を基に形成された繊維です。どちらも、より保温性の高い繊維に加工を施している為、高価となります。

5. オススメのサイクルインナーって?

じゃあ、結局、自転車乗り向けのサイクルインナーはどれがいいの?と思いますよね。

次の表を見てください。

表2 吸湿発熱繊維の商品価格一覧


ヒートテック

ジオライン

ヒートテックセンサー
(パールイズミ)
ブレスサーモ
(ミズノ)
商品名
ジオラインL.W.ラウンドネックシャツ Men's ヒートテックセンサー® ロングスリーブ ブレスサーモ・ミドルウエイトクルーネック長袖シャツ
価格(税抜)

1,290円

3,293円

6,500円

5,400円


ヒートテックは、初めにお話しした通り、自転車乗りに向いてません。

その他は、一長一短あるでしょうが、価格や機能性などを鑑みると、
やはり、オススメは「ジオライン」でしょうか。

この「鑑みると」、言っているのは、持ってないからです。(笑)

ちなみに、私が愛用しているインナーは、イオンのヒートファクトウールタイプ。
実は、イオンが昨年まで販売していたヒートファクトって、ほぼヒートテックと同じなんですが、ウールタイプは、アクリルの代わりにウールを使用しており、組成素材(ウール41%レーヨン42%ポリエステル15%ポリウレタン2%)もかなり異なり、山登りしなければ問題なしです。

が!今年からイオンはヒートファクト改め、東洋紡STCの異繊度混繊糸アクリル「サーモエア」を使用した「ピースフィット」と言う商品を出すそうで、ちょっと気になります。

また、ユニクロもヒートテックエクストラウォームを発売しました。アクリル素材量を増やし、従来の1.5倍の暖かさを謳う商品となっているそうです。こちらも気になります。

やっぱり、私みたいな庶民は少しでも安い方が助かりますから。(笑)

ではまた~( ̄▽ ̄)

2012年10月27日土曜日

AliExpressでサイクルウェアを買ってみた

こんにちは、クロスMです。

日産CPF以来、
都合が合わず朝練に参加していないです。(しょんぼり)

今回はロード乗りには必須アイテムの
「サイクルウェア」についてです。

サイクルウェアって結構しますよね。
冬物ですと、ノーブランドジャージで6000円ぐらいします。

去年はフリースとウインドブレーカーで乗り切りましたが、
やはり冬用のジャージが欲しくなったので、
Webでいろいろ探してみました。

お小遣いも少ないので、
安く買えるノーブランド物を探していたところ、
アリババ(中国版Amazon)というWebショッピングモールなる物を発見。
個人向けは、AliExpressだそうです。

早速、のぞいてみると、
あるはあるは、ノーブランドのジャージがUS40ドル。日本円にして3000円強。
なんと日本ショップの半額!!

しかし!サイトが英語です・・・
でも、大丈夫!
googleバーをブラウザに入れておけば、
勝手に日本語に変換してくれます。

失敗しても3000円ならいいかと思い買ってみることにしました。

購入方法は簡単。
ほとんどAmazonと同じで、
カテゴリのスポーツ&エンターテイメント>サイクリングから欲しい商品を選びます。
同じ商品があれば、評価を参考にショップを選びましょう。
後は購入するだけです。

Amazonと違う点は、
購入金はAliExpressに一時的に支払われ、
商品が届くまではお金はショップに支払われない点です。
商品の到着を確認したら、
管理画面上の到着確認ボタンを押すことで、
お店との取引が完了します。

商品が届くまで時間がものすごくかかる点や、
お店への問い合わせはすべて英語でやり取りしなければならない点が、
外国サイトでの買い物をためらう大きな要因ですが、
エキサイト和訳サイトを使えば問題なしです。

さて、注文した物はどうなったかといいますと、
2週間で到着しました。

簡易包装

中国ブランドのジャージ(笑)

私が買ったショップは、
ROCKBROS SPORTING GOODS CO.,LTDというお店です。
丁度、尖閣諸島や竹島問題がマスコミで騒いでいた時期に
注文したので、届くか心配しましたが、
無事到着しました。

到着したら、AliExpressサイトの右上にある
My AliExpress>My Orderから注文した商品のページを開いて、
到着確認ボタンを押して取引完了!

既に同じブランドのパンツを持っているのですが、
着心地はGood!

明日、来て走ってみよう~♪



お小遣いを節約したい方、
試されて見ては?

ではまた!